2013.09

宮城県古川黎明中学校・高等学校 様

特色

宮城県古川黎明中学校・高等学校は、平成17(2005)年、宮城県古川女子高等学校の共学化により現在の校名に変更されるとともに県立中学校が新たに併設された、宮城県初の公立中高一貫校です。
校舎の老朽化と中高一貫校としての空間構成の課題解決のため新校舎を改築。
設計事務所(関・空間設計様)・ゼネコン(奥田建設様/橋本店様)と共に、中高一貫の進学校として相応しい学習環境を創出するために、設計の段階から家具の図面協力・施工図作成、家具の調達・設置までお手伝いさせて頂きました。(一部施主発注の家具も含みます。)

エントランス

吹き抜けで開放的な空間のエントランス(昇降口)。三角屋根のついたシューズロッカーは生徒が登らないよう安全に配慮するとともに、ゴミだまりが出来ない、荷物を置いたりして煩雑にならないといった機能性を兼ね備えた仕様としています。

大講義室

約250人が一堂に会することが出来る大講義室のデスク・イスには「エシェール」を採用。固定イスがスイングすることで、着席者の後方を通り抜けしやすく着席がスムーズな製品です。足元を隠す幕板は、デザイン性と吸音効果のあるパンチングパネルを採用しています。

図書館

図書館の開架書架は木金混合タイプ。サイドパネルを特注で白いパネルに変更し、そこに新刊案内用ハンガーも特注で設置しています。閉架書架は大容量の収納力をもつ移動式のラックを採用しています。

特別教室

理科室・調理室などの特別教室は島津理科様と協業させて頂きました。生徒が興味をもって積極的に実験や調理に臨めるよう、授業の形態に応じて最適な仕様を考慮。天板は角をなくした曲線形状としたことで、人が集まりやすい構造になっています。

食堂

食堂は中庭と一体感のある解放的な空間で、建築の意匠に合わせてモノトーンの家具を採用しています。