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デコレーションノート・ワークショップ

デコレーションノート・ワークショップ ガンバレ東北の子ども達! 「書くこと・描くこと」で元気になってほしい

デコレーションノート・ワークショップin会津若松

ガンバレ東北の子ども達!「書くこと・描くこと」で元気になってほしい

コクヨ東北販売及びコクヨグループでは、【ガンバレ東北の子ども達!「書くこと・描くこと」で元気になってほしい】と題して、小中学生向けに【世界で一つだけのノートをつくろう】 という ワークショップを実施しています。

これは、「文字を書く」「絵を描く」といった創作活動が震災後のストレスケアに有効であるという点に着目したワークショップです。文房具やシールなどを自由に使って表紙をデコレーションした「世界で一つだけのノート」に、日記帳や交換ノートなど今の気持ちを書きとめて将来の成長に結び付けてもらえればという願いから、コクヨグループがボランティア活動の一環として行っています。

今回は、2011年10月29日・30日に福島県会津若松市で小学生を対象とした「デコノート・ワークショップin会津若松」のレポートをお届けします。

大熊町と会津若松市

会津若松市は、福島県の中でも内陸部に位置します。福島第一原子力発電所からもおよそ100km離れているため、原発で町全体が立ち入りを制限され「警戒区域」となった福島県大熊町(人口約11,000人)の住民約3,700人(2011年10月末時点)を集団で受け入れています。

大熊町は町役場もこの地に仮移転、町に2校あった小学校は会津若松市内に移転。避難された大熊町の方々は仮設住宅などで新しい生活を送られています。


「デコノート・ワークショップ」第2弾を開催

これまでコクヨグループでは被災自治体の子どもたちに学用品をプレゼントしてきましたが、現在は「物」の支援より「心」の支援が必要な段階に入ってきています。突然今までの暮らしを失った子どもたちを勇気付けたい、そして、会津若松の子どもたちと大熊町の子どもたちが触れ合うきっかけづくりをしたいとの思いから、8月に仙台市内で開催した「デコノート・ワークショップ」の第2弾を会津若松で開催しました。


カラフルなペンで自分だけの作品づくり

今回は、コクヨ東北販売やコクヨグループから約25名の社員・家族を含めたボランティアが運営に参加。会場は会津若松の販売店 栄町オサダ様の支援を頂き、店舗3階のギャラリースペースで開催しました。子どもたちは「何日も前からずっと楽しみにしていた」と、受付時間の前から大にぎわい。

たくさんのシール・マスキングテープ・テンプレート・カラフルなペンを前に、皆、真剣な表情でノートに向き合い、同じテーブルのメンバー同士で相談をしながら自分の作品を作成していました。最後にキラキラとしたとびきりの笑顔で記念撮影をしました。



帰るときには、子ども達や保護者の方から「楽しかった」「また参加したい」「このノートを大切にするね!」といった嬉しい言葉をたくさんいただき、運営スタッフも充実したひとときを過ごすことができました。

私たちは、今後も被災した東北の子どもたちが困難を乗り越えて大きくなっていく傍にずっと寄り添っていけるような活動を継続していきたいと考えています。